京都市バス・京都バス一日乗車券 十日目

車折神社(くるまざきじんじゃ)・天龍寺(てんりゅうじ)

2014.10.20 小雨 23℃

500円で巡る京都・十日目。本日は社殿が新築されたばかりの車折神社と以前に訪れた際はじっくり見られなかった世界文化遺産の一角、天龍寺を巡ってみようと思う。

京都駅前(101系統)→四条烏丸(11系統)→車折神社

京都駅前・B2 小雨の降る中、いつも通り京都駅前より出発。最初の目的地の車折神社までは京都バスなら乗り換えなしで行くことができるのだが、本日は時間の都合で市バスにて向かうことに。京都駅前B2番乗り場から101系統で一旦、四条烏丸へと向かう。(京都バスで行く場合はC6番乗り場から71・73・74系統)四条烏丸からは11系統に乗り換えて目的地を目指す。

車折神社(くるまざきじんじゃ)

車折神社・鳥居 四条烏丸からは約30分ほどで車折神社前に到着。バス停の直ぐ側に大きな鳥居が建っている。車折とは少し変わった名前だが、後嵯峨天皇が御遊幸の際、この社前において牛車の轅(ながえ)が折れたので、「車折大明神」の御神号を賜り、「正一位」を贈られたとの逸話がある。

車折神社・玉垣 参道から境内へ入ると石造りの玉垣がずらりと並ぶ。更に奥には朱色の玉垣も無数に見受けられる。

車折神社・芸能神社 境内に入りすぐ右手には境内社である芸能神社(げいのうじんじゃ)がある。日本最古の踊り子とも言われる天宇受売命(あまのうずめ)が祀られており、有名芸能人を始め芸道上達を願う人々から奉納された玉垣に囲まれている。

車折神社・本殿
車折神社・天井図 本殿にて祀られている御祭神は平安時代後期の著名な漢学者・儒学者である清原頼業(きよはらのよりなり)公。拝殿にて参拝した後、少し拝殿の中を拝観する。格天井にはその一枠づつに趣よく季節の草花や野菜が描かれている。

車折神社・本殿 江戸中期以来、約260年ぶりに新築された本殿は木の香り漂う銅板葺総檜の入り母屋造り。今回の改装では本殿のほかいくつかの境内社も綺麗になっていた。

車折神社・北門 本殿後ろの裏参道を抜けると北門に行き当たる。その先に見えるのは嵐電(京福電鉄嵐山線)の車折神社駅。

車折神社前(11系統)→嵐山天龍寺前

裏参道から表参道を戻り次の目的地天龍寺へ向かう。バス停から再度京都市営バス11系統に乗り嵐山天龍寺前を目指す。

天龍寺(てんりゅうじ)

天龍寺・西入口 バスに揺られること約5分で嵐山天龍寺前に到着。バスを降りればすぐに大本山天龍寺の文字が見える。北隣にはこじんまりとした総門も見える。

天龍寺・勅使門  参道に入りすぐに勅使門がある。桃山時代に建てられたもので龍安寺の中では最古の建造物となる。四脚門の堂々とした佇まいでところどころに菊の御紋が見られる。

龍安寺・放生池 勅使門右手にある放生池。沢山の蓮が水面に浮かんでいる、ぜひ開花の季節にもう一度来ようと思う。周囲の木々も色づき始め紅葉の季節の到来を感じさせてくれる。勅使門からこの放生池を抜けて法堂までが龍安寺の前庭として特別名勝及び史跡に指定されている。

龍安寺・法堂 前庭を抜け法堂が見える。更に奥には庫裏がありそこで大方丈や多宝塔の拝観料500円と庭園の鑑賞料100円を納める。

龍安寺・大方丈庭園01

龍安寺・大方丈庭園02

大方丈の庭園は開山夢想国師(むそうこくし)によるもの。嵐山を借景に曹源池を中心とした池泉回遊式庭園が壮大な風景を作り出している。

龍安寺・祥雲閣01

龍安寺・祥雲閣02 大方丈から書院を経て渡り廊下を行くと右手に表千家の残月亭を模した祥雲閣が姿を現す。入り組んだ屋根が印象的で前庭には小川が流れ、木々に囲まれたその姿は静かでありながらも堂々とした存在感を示している。

龍安寺・多宝殿01

龍安寺・多宝殿02 更に廊下を進み多宝殿へと入る。南向きに祭壇があり、後醍醐天皇像が祀られている。又この部屋は写経道場になっているため写経用の机が並んでいる。襖に見えるのは少しコミカルな雰囲気を持つ獅子と龍の図。

龍安寺・大方丈龍襖絵 一旦大方丈に戻り襖絵の雲龍図を鑑賞する。昭和32年に物外道人によって描かれたものなのだが、物外道人はこれを書き上げたわずか4ヶ月後に没したというからまさに命を賭した最後の作品ということになるのだろうかその迫力には少し恐ろしさも感じるほどだ。

龍安寺・方丈東庭 屋外へ出て東側の庭へと周るとこちらは曹源池庭園とは違い波模様の白砂利に松が浮かんでいるだけのシンプルな物。しかし余分に装飾されていない簡潔さを感じさせる。

更に庭伝いに多宝殿を眺めながら北門まで出ると天龍寺の端となる。

龍安寺・飛雲観音 北側の参道で戻る途中に飛雲観音像があった。世界の航空機の安全と彼我戦争殉職者、航空殉職者慰霊のために造られたそうだ。道すがらそっと手を合わせる。

参道の途中にはいくつかの塔頭寺院が有るが拝観できないところもある。

龍安寺・水摺大弁財天 こちらは参道途中にある慈済院(じさいいん)。水摺大弁財天を祀っているということで財物の神様と言われたらお参りしない訳にはいかない。

龍安寺・弘源寺  同じく塔頭寺院の弘源寺。秋の特別拝観中とのことで500円の拝観料を納め拝観したのだが、残念なことに写真撮影は禁止。庭園が小さいながらも嵐山を借景とした枯山水庭園は素晴らしかった。他にも蛤御門の変の際に長州藩の陣になっていたために柱のあちこちに刀の試し切りの傷が残っておりこれから命をかけて戦う、そんな武士たちの気持ちの高ぶりが察しられる。

小雨も続き少し暗くなってきたところで本日はここまでとする。

嵐山天龍寺前(28系統)→京都駅前

今日のまとめ

今回巡った車折神社は約260年振りの本殿の新築、そして天龍寺は度重なる戦災や火災により何度も建てなおされてきた。歴史ある古都・京都として建造物はじめ多くの歴史的遺産が残されているが、それを引き継ぎ、守る人々がいて初めて歴史として後の世に伝えていけるということ、そしてそのような人々の努力が今こうして見ることができるのが京都の素晴らしいところなのかもしれない。

今回乗った路線:京都駅前(101系統)→四条烏丸(11系統)→車折神社前(11系統)→嵐山天龍寺前

嵐山天龍寺前(28系統)→京都駅前

使ったお金:一日乗車券 500円、拝観料500円(天龍寺)、100円(天龍寺・方丈庭園)、500円(弘源寺・特別拝観)

所要時間:約6時間

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