京都市バス・京都バス一日乗車券 十七日目

妙心寺(みょうしんじ)・知恩院(ちおんいん)

2014・12・09 晴れ 7℃

500円で巡る京都十七日目。秋も終わり、師走も始まったところだが冷たい風と白い息が冬の到来を感じさせる。京都の冬本番はまだ少し先だが、街の空気も少し前の紅葉シーズンと比べると少し落ち着いた感じがする。

さて、今回は臨済宗妙心寺派総本山、妙心寺と浄土宗総本山、知恩院を訪ねてみる。

京都駅前(9系統)→堀川丸太町(93系統)→妙心寺前

さて妙心寺へは京都駅からだと京都市営バスの26系統で乗り換えなしで行くこともできるのだが(妙心寺北門前下車)、今回は南の総門から見て回りたかったので少し面倒だが一旦、堀川丸太町で乗り換えて向かうことにする。

妙心寺(みょうしんじ)

妙心寺・南総門 乗り換えも含めて約40分、妙心寺前のバス停から少し歩くと南総門が見える。白墨で大本山妙心寺の文字が大書されている。門から大勢の高校生らしい集団が出てきたのだが隣の花園高校の生徒だろうか、こんな時間に、と思ったがそろそろ期末試験の時期だからだろう。

妙心寺・山門 南総門をくぐると次に見えるのは朱色の三門である。慶長4年建立というから約400年前に建てられたものになる。境内唯一の朱塗りの建物で、三門には空・無相・無作という、禅の境地による解脱の意味が託されているそうだ。

妙心寺・仏堂

妙心寺・法堂 三門から先へ進むと仏殿、法堂と立派な伽藍が見える。仏殿 は他の諸堂より新しいとのことだが、文政10年(1827年)の建立、法堂 は明暦2年(1656年)の建立、とのことだからそれぞれ約190年前と約350年前のものなのだから十分歴史ある建物と言える。拝観料500円を納め法堂・天井の雲龍図を拝観、八方睨みの雲龍図で作者は狩野探幽である。あいにく撮影は禁止だが確かに向きを色々変えて見てみても龍はこちらを睨んでいる。目の錯覚を利用しているのだろうが昔の人もこうして楽しんだのかと思うと、更に面白い。さらに、寺院に雲龍図が多いことが以前から気になっていたのだが、係の人いわく、京都はその昔から何度も大火に見まわれことから、水神である龍を描くことによって寺を守護していたのだということだ。

妙心寺・玉鳳院 さて、妙心寺の塔頭は東海庵や玉鳳院を始めとする48箇院にものぼり、うち山内塔頭38箇院、境外塔頭は石庭で著名な龍安寺を含め10箇院を数える。時間に余裕があればじっくり見て回りたいところだが、今日の妙心寺はここまでにして次へ向かう。

妙心寺前(93系統)→西ノ京円町(202系統)→知恩院前

妙心寺前からは京都市営バス93系統に乗り、西ノ京円町で202系統に乗り換え、合わせて30分程で知恩院前に到着となった。

知恩院(ちおんいん)

知恩院01 東山の麓にして、祇園の北隣に位置する浄土宗総本山が知恩院である。山号は華頂山(かちょうざん)。詳名は華頂山知恩教院大谷寺(かちょうざん ちおんきょういん おおたにでら)となる。

知恩院・三門 御影堂の平成30年にまで及ぶ大修理に合わせてなのか国宝の三門も足場を組んでの修繕中のようである。建築業に関わった身としては色々と気になる所である。

知恩院・友禅苑01

知恩院・友禅苑03 修理中の三門を左手に見て進むと、友禅苑の入り口と受付が見える。その受付にて友禅苑と方丈庭園の共通拝観料500円を納め友禅苑庭園へと進む。友禅苑は友禅染の始祖宮崎友禅生誕300年を記念して、昭和29年に改修造園されたもので、東山の湧き水を引き入れた庭園と枯山水の庭園で構成されたものである。

知恩院・御影堂

 

知恩院・阿弥陀堂 友禅苑をでて坂を登ると大修理中の御影堂に出るのだが素屋根がかかり、仮囲いに囲まれその姿は全く見えない。その御影堂の西側にあるのが阿弥陀堂である。本尊阿弥陀如来坐像をが安置されている。明治時代の再建だが、正面に掲げられている「大谷寺」という勅額は、後奈良天皇の宸筆である。

知恩院・方丈庭園01

知恩院・方丈庭園02 阿弥陀堂から方丈へと足を運ぶ。その庭園は池泉回遊式になっており東山を借景に白砂と苔や立木の緑、それに大小の石が情緒ある風景を作り出している。知恩院・二十五菩薩の庭 大方丈のさらに後方に建つ小方丈の東側の庭園は「二十五菩薩の庭」と呼ばれ、阿弥陀如来が西方極楽浄土から25名の菩薩を従えて来迎する様を石と植込みで表現したものである。なるほどしばらく眺めていると感じいるものがある。知恩院・大鐘楼 日も傾き始めた所で最後に訪れたのは大鐘楼。日本有数の大鐘で寛永13年(1636年)の鋳造である。この大鐘が鳴らされるのは春の法然上人の御忌大会と大晦日の除夜の鐘だけである。とりわけ除夜の鐘は親綱1人・子綱16人の17人で撞き、京都の冬の風物詩としてTVなどでもおなじみである。

さて小雨も降ってきた所で本日はここまで。参道を通り東山通を歩いていると北の空に虹がかかっている。なにか良いことでも、、、

知恩院前(206系統)→京都駅前

今日のまとめ

前回のまとめでも書いたのだが、京都も徐々に冬景色となってきた。紅葉に紅く染まっていた景色は冬枯れの混じったなんとも言えない錆びた景色へと移り変わり、それもまた心洗われる、そんな気がするのである。

今回乗った路線

京都駅前(9系統)→堀川丸太町(93系統)→妙心寺前(93系統)→西ノ京円町(202系統)→知恩院前(202系統)→京都駅前

使ったお金

一日乗車券:500円 拝観料:1000円 妙心寺:500円 知恩院:500円)

所要時間:約6時間

 

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

コメント

  1. […] http://one-daykyoto.com/?p=874 玉鳳院は妙心寺の塔頭寺院の一つで、妙心寺の中では最古の塔頭です。玉鳳院は1337年(建武4年)に妙心寺が作られると1342年(興国3年)に花園法皇がお住まいに […]

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です