京都市バス・京都バス一日乗車券 四日目

大雲院・輪違屋・大覚寺(観月の夕べ)


2014年9月8日 晴 28℃
500円で巡る京都4日目。すっかり夏の暑さがなくなり秋を感じられるようになってきた中、本日も京都駅前バスのりばからのスタートである。今日は「中秋の名月」ということでいつもと少し趣向を変えたコースにしてみた。まず本日最初に訪れるのは祇園にある「大雲院」である。ここは普段非公開になっているのだが、現在特別公開中(2014/7/12(土)~9/30(火) )ということらしいのでこの機会を逃す訳にはいかない。そして次の訪れる予定なのはこちらも同じく特別公開中(2014/7/12(土)~9/30(火) )の島原遊郭にある「輪違屋」で、小説や歴史ドラマなどで度々お目にかかる歴史ある置屋だ。そして最後は先月訪れたばかりではあるが「日本三大名月観賞地」である大沢の池を有する大覚寺で開催される「観月の夕べ」に参加の予定である。


京都駅前(206系統)→東山安井

京都駅前D2 本日の出発は「観月の夕べ」の時間に合わせるためちょうど正午ごろ。京都駅前D2番のりばから206系統に乗り東山安井に向かう。

大雲院(だいうんいん)

大雲院01 15分程で東山安井に到着。交差点を東へ坂道を登っていく。少し歩くと突き当りになるので北へ、うどん屋「美竹」をさらに東へ進むと大雲院のシンボル的な存在でもある「祇園閣」の屋根が見えてきた。この祇園閣の屋根は祇園祭の鉾をイメージしたということだが、なるほど遠目から見てもそっくりである。

大雲院02 さて入り口につき拝観料500円を納め南門より中へと進む。正親町(おおぎまち)天皇の勅命により開山貞安(ていあん)上人によって建立されたのが始まりだという大雲院だが、その寺名は織田信忠(おだのぶただ)の法名「大雲院殿三品(さんぽん)羽林(うりん)仙巌(せんがん)大居士」に由来する。元々は御池御所(烏丸二条南)に位置していたが豊臣秀吉により寺町三条へと移され、後陽成(ごようぜい)天皇により勅願寺となり、「大雲院」の勅額を贈られた。(この勅額は今も掛けられている)更にその後、1973年、現在地に移転した。

大雲院祇園閣01 本堂の隣には祇園閣がそびえる。祇園閣はホテルオークラ等で知られる大倉財閥の創始者・大倉喜八郎の別邸「真葛荘」跡に、1928年に建立されたもので喜八郎の希望により山鉾を模した形になっているという。中に入ると敦煌の壁画の模写が描かれている。

大雲院04

織田信長・信忠墓所

石川五右衛門墓所 南門から見て本堂の左には墓地の入り口がありそこには「織田信長公、信忠公墓所」と「石川五右衛門墓所」の石碑が並んでいる。天下人と大泥棒の取り合わせの妙になんとなく笑ってしまう。それぞれ墓地の一角に墓所が建っている。

東山安井(205系統)→梅小路公園前

輪違屋(わちがいや)

続いて輪違屋に行くため 東山安井から205系統に乗り京都駅を経由して梅小路公園前に向かう。相変わらずバスの中は外国からの観光客で賑わっている。30分程で梅小路公園前に到着。この梅小路公園も水族館があったりとなかなか楽しめる良い所ではあるが本日の目的地である輪違屋へ向かうため北へ歩く。

輪違屋 5分程歩くと輪違屋の屋号の由来となるとなる「輪違い」の家紋が見える。元禄元年(1688年)「養花楼」の名で創業したが現在の当主でもある高橋家に当主が変わった際に屋号も改められたそうだ。現在も置屋兼お茶屋として営業しているが表に「観覧謝絶」の札があるいわゆる「一見さんおことわり」の店であり、今回のような特別拝観でもなければなかなか中を見る機会がない。

輪違屋03 拝観料500円を納め中へ入るとここにも家紋の「輪違い」が見受けられる。中の部屋は思っていたよりもずいぶん狭い印象ではあるが襖や壁の装飾は大胆で、傘の間には太夫が道中で使う傘がそのまま貼られていたり、本物の紅葉(もみじ)を型取りしたうえに彩色した壁が使われた「紅葉(もみじ)の間」などは当時の職人の独創的なアイデアを感じさせてくれる。(残念ながら各部屋の撮影は許可されなかった)

輪違屋 庇 他にも廊下の庇(ひさし)が幅広く作られているのだが、こちらは着物を着た太夫やお客が雨に濡れないように配慮したのだろうか。庇を支える構造も独特で天秤様になっているという。またこの時代の建物らしく天井は低く刀を振り回しにくい様になっている。また太夫の部屋も拝見することができたのだが(こちらも残念ながら撮影は禁止であった)想像よりはるかに小さく約4畳ほどだろうか、それでも太夫以外のものはその広さに4,5人で住んでいたというのにはやはり哀れを感じる。

五条壬生川(32系統)→四条大宮(11系統)→嵐山天龍寺(28系統)→大覚寺

輪違屋を出たところで時計を見るとちょうど16時だったが月見をするにはまだ少し時間が早いということで大覚寺に向かいつつ嵐山方面へと足を伸ばしてみることにした。四条大宮で乗継ぎ嵐山天龍寺へは都合約70分と少し長くバスに乗ることになったのだが、、、

参拝は中止! なんと天龍寺でも観月の会の為、参拝は中止!!そのまま大覚寺に向かうことにする。

大覚寺(だいかくじ)・観月の夕べ

大覚寺・大沢の池01 気を取り直し、大覚寺へ向かうため来た道を戻り、28系統で大覚寺まで約20分、大覚寺到着は18時だったのだが先日訪れた時に比べすごい人出である。拝観料500円を納め、今回はまっすぐ庭園に向かう。まだ日も残っており観月の夕べには少し早いだろうか。

大覚寺・観月01

大覚寺・観月02 30分ほどして日が暮れてくると五大堂(大覚寺の本堂)や龍頭・鷁首(りゅうとう・げきしゅ)舟の人々もカメラを持ち出してきた。

 

CIMG0589

大覚寺・観月06 大沢の池と対岸の木々、そして中秋の名月による景色はひとつの風景画のように美しい。また池に張り出した祭壇では月の光明を神格化した「月天」を僧侶が招聘、農作物の豊作を祈願する「満月法会」が行われるのだが、その読経の声とも相まって幽玄の世界を作り出している。ここでビールを1杯いただき満足したところで今回はおしまいとする。

大覚寺(28系統)→京都駅前

今日のまとめ

大覚寺から京都駅前までは約50分、本日の所要時間は約8時間となった。大覚寺の観月の夕べは大変素晴らしい物だったし輪違屋や大雲院には思っていた以上の歴史やエピソードがここで紹介できないほど沢山有った。著者の力不足でなかなかうまくお伝え出来ていないかもしれないが是非興味を持たれた方は足を運びご自分で感じて、楽しんでいただきたい。

今回乗った路線

京都駅前(206系統)→東山安井(205系統)→梅小路公園前

五条壬生川(32系統)→四条大宮(11系統)→嵐山天龍寺(28系統)→大覚寺(28系統)→京都駅前

使ったお金

一日乗車券:500円 拝観料:1500円 ビール代:500円

所要時間:約8時間

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です